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弥生賞見解

 
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中山内回り2000m・Aコース使用

【過去ラップ】
前3F:36.1秒
中5F:61.0秒
後3F:35.5秒
時計:2分01秒4

【1-3着馬・4角位置&上がり平均】
1着馬・4番手・34.8秒
2着馬・5番手・34.9秒
3着馬・5番手・35.0秒

後3F-前3F=▲0.6秒(持久戦)

3着までに皐月賞の優先出走権が付与されるトライアルレース。

スタート地点から最初のコーナーまで、400m近い直線距離があり、坂を上る形となる事から前半はスローで流れる傾向が強い。

ペースUPするのは、3~4角に掛けて下り坂地点から。

直線は310mと中央4場の中では最短となる事から、コーナリング加速しながら雪崩れ込める馬が有利。

上記理由から、弥生賞は、前半5Fより後半5Fの方が1.0秒以上速いラップを刻む。

ラップ定義上は持久戦となっているが、後半5Fの瞬発力勝負というレース質を持っている。

通常、サラブレッドが全力で駆け抜ける事が出来る距離は600m(3F)が限界といわれているが、弥生賞は後半1000mのロングスパート合戦になる事から、相当な心肺機能を持った馬でなければ太刀打ちできない。

つまり、高い底力が要求されるレースといえる。

このレースは、実績馬有利なレースでもあり、3着内30頭中23頭(77%)は、収得賞金1200万円以上の馬で占められている。

収得賞金1200万以上というのは、最低でもオープン特別勝ちがある2勝以上、もしくは重賞で2着歴のある馬という事になる。

トライアルレースは、本番出走を目的に賞金不足の馬が権利取りする側面も合わせ持つが、既に本番出走可能な賞金を獲得している馬が大勢を占めている事から、こと弥生賞に限っては実績馬の始動レース的意味合いが強いといえるだろう。

その理由は、後半5Fの底力勝負になっている事が関係している。

しかも、好走するには上記過去好走馬4角位置を見ても明らかなように、先行力が必須。

厳しいレースを先行して勝ち負けしなければならないという過酷なレースである事が分かる。

したがって、求められるファクターは、『重賞実績』・『先行力』・『瞬発力』・『中山適性』。

ほとんどの好走馬は、上記要件を満たしていた。

好走要件は以下の3点に集約される。

【弥生賞・好走要件】

A.重賞・4角5番手以内or上がり3位内連対歴

B.OP特別・4角5番手以内or上がり2位以内勝利歴

C.中山3着内100%

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