平安Sの考察
13年より施行時期が1月から5月に移行し、これまでのフェブラリーSの前哨戦という位置付けから、帝王賞のステップレース的意味合いが強くなりました。
ステップレースとはいっても、この時期のダート界は格付け変動が少なく、3歳馬が参戦しない夏前に勢力図が大きく変動する事は少ないです。
重賞勝ちのない明らかな格下馬が、帝王賞に行くには、ここでグレイトパールやテイエムジンソクを負かす必要があります。
また、格下馬も、使うレースがなく物見遊山的使い方をする陣営もいます。
帝王賞は地方交流G1である事から、馬券売り上げとは無関係のJRAがわざわざ新星を仕込む必要性もなく、今回は順当に収まる可能性が高いのではないかという見立てです。
もし、荒れるとしたら、グレイトパールに2走ボケがあったときのみでしょう。
現行条件になった過去5年のデータから精査してみます。
1.前走アンタレスS組
現行条件になった13年以降、前走アンタレスS組が【3-3-2-18】「単回収率237%、複回収率115%」で、3着以内15頭中8頭が前走アンタレスSで、昨年を除くと、毎年2頭が3着以内に好走しています。
《該当》
ミツバ
コスモカナディアン
グレイトパール
アスカノロマン
メイショウスミトモ
クインズサターン
ナムラアラシ
マイティティー
2.前走4角3番手以内
過去5年で、4角3番手以内だった馬が【5-2-2-6】「勝率39%、連対率49%、複勝率60%」で「単回収率581%、複回収率224%」となっており、勝ち馬はすべて4角3番手以内でした。
逆に4角10番手以下は【0-2-0-30】となっています。
4角3番手以内で、馬券圏内に好走した9頭のうち14年1着クリノスターオーを除く8頭は前走も4角3番手以内の競馬をしていました。
《該当》
ミツバ
テイエムジンソク
プリンシアコメータ
以上ですが、グレイトパールとテイエムジンソクに割って入るとしたらこの馬が有望です(下の人気ブログランキングをクリックすると馬名を見ることができます→80位前後)