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【秋華賞2019】見解

 
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まず、本題に入る前に、現在15名限定でお試し会員の募集をしていますが、まだ若干空きがあるので、ご希望の方は、お早めにお問い合わせください。

では、本題に入ります。

京都内回2000m・Aコース使用。

牝馬クラシック最終戦。

1コーナーまでの距離は約300m。1~2コーナーは平坦。バックストレッチの距離は約400mで、ここから高低差3.1mの坂を上り3~4コーナーにかけて下る形態。外回りコースほどではないですが勾配差のあるコースとなっています。最後の直線は平坦の328m。

コース形態上スローな流れになり易いですが、こと秋華賞においては前後半差+-0.0秒の持久戦で流れる事がレース創設以来の伝統となっています。

牝馬クラシックは、桜花賞、オークス、秋華賞が三冠レースとなっていますが、実はこれらのレースはコースは違えど、類似したラップを刻む傾向があります。

逆の見方をすれば、能力とラップ適性が高い馬ならば三冠を獲り易くなったともいえます。

近10年で三冠馬が3頭、二冠馬が2頭出現していることも、それを裏付けています。

そのため、桜花賞、オークスの結果が秋華賞にも直結しやすく、春の実績馬の好走率が高いです。

したがって、秋華賞を紐解くカギは春のクラシックが握っています。

春のクラシックを好走するためには以下の2点が重要項目となっています。

1.上がり3F時計
2.先行力

単純ですがクラシック戦線というのは、上記2点の能力差が結果となって表れたものでしかありません。

よく夏の成長などを気にする競馬マスコミもありますが、夏に成長しない馬イコール早熟馬という事になります。早熟馬は現代のクラシック戦線で好走する事は不可能。

そのため、成長力など気にする類のものではなく、むしろ夏を順調に過ごせたかどうかの方が重要。

春の実績馬が秋に凡走するには理由があります。

夏負けか故障、もしくは調整ミスでの凡走を成長力のせいにしてしまうのは本質を見誤っていると言わざるを得ません。

春の実績馬が結果を残す一方、夏の上がり馬が台頭して来る側面も当然あります。

春の実績馬にアクシデントがあった場合や、体質が弱くクラシックに乗り遅れた晩成型の馬が台頭してくるからです。

夏の上がり馬が秋華賞で好走するにも幾つかのパターンがあります。

クラシックを経験している馬は、ハイレベルメンバーで揉まれ込んで来ていますが、上がり馬は格下相手に勝ち上がって来ている場合も多く(格下500万(1勝)クラスや牝馬限定戦など)、本番で一気のメンバー強化で太刀打ちできない場合が多いです。

その為、ハイレベルな古馬経験が重要になります。

中でも1000万下(2勝クラス)以上・牡馬混合戦での経験が最重要項目です。

まとめると、秋華賞は、春の実績馬VS夏の古馬経験馬との戦いとなるレース。

【秋華賞・好走要件】
A.春クラシック(桜花賞・オークス)
上がり3位内&5着内
≪該当≫
◆シゲルピンクダイヤ
◆クロノジェネシス

B.春クラシック(桜花賞・オークス)
4角5番手内&5着内
≪該当≫
◆ダノンファンタジー
◆クロノジェネシス
◆カレンブーケドール

C.ローズS・上がり3位内&4着内
≪該当≫
◆ダノンファンタジー
◆シゲルピンクダイヤ

D.1600m以上・準OP(3勝クラス)以上経験馬or
牡馬混合芝1600m以上・1000万下(2勝クラス)・1着
≪該当≫
◆エスポワール
◆サトノダムゼル

好走要件A~Cは春実績をジャッジするための要件で、Dは上がり馬を取捨選択するための要件となっています。

なお、【特筆データ】としては、紫苑Sで3番人気以内の支持を受けた関西馬は過去10年で【1-1-1-0】と「3着以内率100%」となっています。

今年の該当馬は、パッシングスルー。

以上ですが、2000M以上の重賞で勝ち星がないダイワメジャー産駒のシゲルピンクダイヤはさすがに厳しい。ちなみに、ダイワメジャー産駒の芝2000M以上のG1成績は【0-0-0-30】と全滅。

また、美浦で最終追い切りをした馬は、04年以降【1-1-2-80】

1着は昨年のアーモンドアイ、2着は06年アサヒライジング。

アーモンドアイの前に、直前輸送の関東馬が勝ったのは97年メジロドーベルまで遡りますが、アーモンドアイはメジロドーベルを上回る器。

アサヒライジングはアメリカンオークス2着馬、日本国内での長距離輸送など問題にしないのは当然。

この2頭を除くと、3着は04年ウイングレットと05年ニシノナースコール。

つまり07年以降の過去13年はアーモンドアイ以外全滅。

オークス2着、紫苑S3着のカレンブーケドール、3戦全勝のサトノダムゼルですが、アーモンドアイ級でないのは明らか。

特筆データに該当するパッシングスルーは、「好走条件」をクリアしていません。

となると、勝ち馬は以下の3頭から出る可能性が高いです。

◆ダノンファンタジー
◆クロノジェネシス
◆エスポワール

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