皐月賞の考察
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1.収得賞金1200万円未満でトライアル権利取得
03年以降の過去15回で、収得賞金1200万円未満でトライアルを権利取得した馬は【1-1-2-42】となっています。皐月賞の収得賞金ボーダーは毎年1200万前後で、この賞金に届かない馬は全力で権利を獲りにいかないとならないため、余力が残っておらず、本番の皐月賞ではほとんど好走できません。
例外馬は4頭(ダイワメジャー・トライアンフマーチ・キタサンブラック・ダンビュライト)。ダイワメジャーとトライアンフマーチの2頭は500万クラス勝ちをスキップして格上挑戦権利取得馬であるという共通点があります。
通常は500万クラスを勝って権利を獲りに来る馬が多数を占める中、このローテーションは異例で、背景には、陣営の期待値の高さがあり、皐月賞に出走させれば勝ち負けできるだけの自信があったからこその格上挑戦だったと見る事ができます。キタサンブラックは超G1級の実力があったからこそ好走できたと言えるでしょう。今年の出走馬で収得賞金1200万円未満でトライアルで権利取得した馬は以下です。
《該当》
エポカドーロ
マイネルファンロン
ダブルシャープ
2.前走馬体重マイナス6キロ以上の馬
01年以降、前走馬体重マイナス6キロ以上の馬は【3-1-2-51】で、勝ったのはオルフェーヴル、ヴィクトワールピサ、アグネスタキオンの3頭で、2、3着の3頭はワールドエース、ディープブリランテ、アドマイヤジャパンで、ワールドエースは2人気2着、ディープブリランテとアドマイヤジャパンは3人気3着でした。
勝った3頭はヴィクトワールピサとアグネスタキオンが1人気で、オルフェーヴルが4人気でした。つまり、前走馬体重マイナス6キロ以上の馬で、人気よりも好走したのはオルフェーヴルだけです。
歴史的名馬クラスでないと人気を上回っての好走は厳しいということです。ちなみに前走馬体重マイナス6キロ以上の馬で当日5人気以下だった馬は01年以降、【0-0-0-40】と全滅しています。
《該当》
ジャンダルム
オウケンムーン
以上のことから「マイナスファクター」に該当しないワグネリアンには、重い印を打たないとならないでしょう。
以下は、「レース1分前」に公開した「最終的な印」と買い目になります。
【印と買い目】
◎2番ワグネリアン
○15番ステルヴィオ
▲1番タイムフライヤー
△9番オウケンムーン
×12番グレイル
・モデル購入:(合計20点)
「単勝2番10点」
「馬連:2-15を2点、1-2を1点、2-9を1点、2-12を1点、合計5点」
「ワイド:2-15を2点、1-2を1点、2-9を1点、2-12を1点、合計5点」