札幌記念見解
例年、札幌記念はこのレースを始動レースに選定する実績馬が多く、サマー2000シリーズの第4戦でありながらサマーシリーズとは一線を画す位置付けにある。
その証拠に過去のサマー2000シリーズ優勝馬で札幌記念を勝利した馬はトウケイヘイロー1頭のみ。
このレースに集結するのは、秋のG1シリーズを見据えた実力馬で、ここで賞金加算して余裕を持ったローテーションで参戦する予定の上がり馬や、一線級の牡馬と対戦し実力を磨いた上で古馬牝馬G1シリーズに殴り込みを掛ける実績牝馬が多い。
また、体質が弱い為、このレースを使って英気を養い本番に備える実績馬も多数参戦して来る。
主催者側からみても札幌記念を重要レースと位置付けている事が窺い知れ、2006年には別定戦から定量戦へと条件変更がなされてていて、より実力通りに決まり易い下地を作っている背景も見え隠れする。
この条件変更で有利になったのは実績馬。
これまでの斤量差がなくなり実力通りの結果が出易くなったこともあり、思惑通り多くの実績馬が結集することでレースレベルが飛躍的に上がった。
これはJRAがレースレベルを上げて秋のG1シリーズで馬券売り上げに貢献できる穴馬を準備しておくための布石と考えられ、実際に条件変更後の2006年以降の連対馬の多くが、その後秋のGシリーズでも連対する活躍を見せている。
それだけHレベルなレースが繰り広げられている証でもあり、このレースの好走要件はラップ面から考察するのはなく、メンバーレベルの中から抽出すべきレースであると考えられる。
過去20年の1番人気は(4-7-4-5)だが、オッズ別に分けると以下の通り。
単勝オッズ2.4倍以下(2-6-2-0)
単勝オッズ2.5倍以上(2-1-2-5)
馬群に沈んだ1番人気は単勝2.5倍以上のオッズだった。
さらに札幌記念は夏は牝馬の格言通り牝馬の好走率が高いことでも有名。
過去20年で、単勝万馬券を除くと牝馬は(6-2-4-18)
単勝回収率169%、複勝回収率113%とベタ買いでも単複とも大幅プラス収支。
単純に夏に牝馬が強いというより、秋天や女王杯を目指す実力馬が結集するのだから好走率が高いのは当然とも言える。
また、牝馬は使い詰めが困難な場合が多いことから、出走間隔を取って出走できる札幌記念は、秋のG1シリーズを目指す上で打ってつけのレースであることも好走率UP要因の一つ。
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