宝塚記念の展望その2
今回も宝塚記念の展望を述べてみたいと思います。
過去10年で、1番人気は【2-4-2-2】、2番人気【2-1-1-6】、3番人気【1-1-2-6】という成績。
連対率では、1番人気60%、2番人気30%、3番人気20%という成績。
1~3番人気が揃って連を外したことは1度もありません。
軸は1~3番人気から選ぶのが鉄則と言えます。
宝塚記念の【鬼門データ】としては、先に結論から書くと以下の通りです。
【宝塚記念・鬼門データ】
A.前走ドバイG1及びG1昇格後の大阪杯を除く中9週以上(2か月以上の休み明け)
【0-0-0-16】
<該当>
キセキ
B.前走敗退の6歳以上
【1-2-1-38】
<該当>
アルバート
サトノクラウン
ステファノス
スマートレイアー
タツゴウゲキ
パフォーマプロミス
ワーサー
C.前走G1勝利の6歳以上
【0-0-0-3】
<該当>
なし
D.前走目黒記念
【1-0-0-16】
<該当>
ゼーヴィント
ノーブルマーズ
パフォーマプロミス
【鬼門データA】は単勝一桁オッズを裏切る凡走をしている鬼門中の鬼門データとなっています。
消耗戦でスタミナ勝負になることに加え、蒸し暑い梅雨の時期に行われるG1なので、一度でも使って体を慣らしておく必要があるということでしょう。特にサラブレッドは寒さには強いですが暑さには滅法弱いです。
今年はキセキが休み明けで参戦してきます。
【鬼門データB】は、前走敗退している6歳以上馬という要素。加齢により峠を越えた馬に宝塚記念激走は期待できません。
1頭が勝利し2頭が連対しているではないかと反論されるかもしれませんが、この3頭には共通した要素がありました。3頭共に、前走を休み明けで一叩きしての参戦だったということです。
また、勢いのある6歳以上馬ならOKという訳でもなく、高齢馬は不振傾向にあります。
特に、前走G1勝利歴のある6歳以上馬にとっては最悪の結果が待ち受けています。
過去には、前走G1を勝利して宝塚記念に参戦して来た6歳以上馬は3頭いて、3頭全て掲示板にすら載ることなく惨敗しています
馬名を挙げれば、名馬ばかりです。
◆ゴールドシップ・単勝1.9倍⇒15着
◆ジャガーメイル・単勝5.1倍⇒8着
◆マイネルキッツ・単勝17.5倍⇒7着
高齢馬が乾坤一擲の走りを見せた後で、完全に出涸らしの状態だったと類推できる惨敗振りですが、今年は該当馬はいません。
【鬼門データD】は、前走目黒記念組。ロング直線コースの非基幹距離となる事から、宝塚記念に通じるラップバランスとなっていません。
過去のこのステップ好走馬はマリアライトの1着がありますが、マリアライトは前年のエリザベス女王杯の勝ち馬で、前々走は日経賞を3着しており、宝塚記念の好走要件はクリアしていました。
今年の該当馬パフォーマプロミスとゼーヴィントは、パフォーマプロミスは前々走日経賞1着ですが、年齢面で【鬼門データ】に該当しており、マリアライトとは状況は異なります。
以上を踏まえて、危険な人気馬と考えている有力馬がいます。
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