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安田記念の展望その4

 
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安田記念の出走馬が確定しましたが、今回も安田記念について述べてみたいと思います。

過去10年の年齢別の成績は以下の通りです。

3歳   【1-0-0-2】 「単回収率976%、複回収率236%」

4歳   【2-2-1-25】「単回収率26%、複回収率62%」

5歳   【3-3-3-45】「単回収率13%、複回収率57%」

6歳   【4-2-5-38】「単回収率142%、複回収率138%」

7歳以上 【0-3-1-32】「単回収率0%、複回収率51%」

サンプル数の少ない3歳馬を除くと6歳馬が圧倒的な回収率になっています。

なぜか?

本来、競争馬のピークは5歳までであるはずですが、このデータは異常値を示しています。

このデータだけを切り取ると理由が見えて来ませんが、馬体重データと重ね合わせて仮説立てると、理由が見えて来ます。

結論から先にいうと、6歳世代は、速筋の衰えが始まりスピードは落ちる年齢に差し掛かっていますが、反面、遅筋量は最高潮に達している可能性が高いです。

2歳から入厩して6歳までトレセンでトレーニングを積んで来ているのが6歳世代であり、より多くのトレーニングを積めば、それだけ筋肉量が増す=馬体重増加は当然。

実際にサラブレッドの年齢毎の馬体重推移の平均値を調査すると、年齢を重ねるごとに体重は増加傾向を示すグラフとなります。

つまり年齢と馬体重は正比例関係にある事が分かります。

安田記念というレースは、時計も速いですが、反面消耗戦ラップを刻むG1レースであり、スピードよりむしろ体力(遅筋量)が問われるレースであると言い換える事もできます。

前走からの距離短縮馬(スピード対応できない2200M以上は除く)の激走例が多いのは、それだけスタミナが問われるレースであるという事でもあり、6歳世代の好走率が高いのも、遅筋量の観点から、このレース質にマッチしているからであると考えられます。

逆に前走からの距離延長、特に異質な流れとなる1200m戦からの臨戦馬は苦戦傾向で【1-0-0-6】で勝ったのはロードカナロア1頭のみで、1200mは速筋量が問われるレースである事に起因しています。

一方、競争馬として筋肉量も体力面でも陰りが出てくる8歳以上は【0-0-0-12】と全く出番がありません。

となると4歳時は11着に惨敗しましたが、6歳となり、58キロも問題なく、4歳時よりも重い馬体重での出走が濃厚なこの馬は抑えないとならないでしょう(下の人気ブログランキングをクリックすると馬名を見ることができます→75位前後)

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