宝塚記念の展望その3
今回も前回に続き宝塚記念の展望を述べてみたいと思います。
内回りコースで行われるため、先行なだれ込みで勝てるようなイメージがありますが、実際は違います。
過去10年の上がり3F別の成績は以下の通りです。
1位【6-5-0-0】「勝率55%、連対率100%」
2位【1-0-3-10】
3位【1-1-2-3】
4~5位【2-3-3-14】
6位以下【0-1-2-87】「連対率1%、複勝率3%」
上記のように上がり最速を出した馬は【6-5-0-0】「勝率55%、連対率100%」となっており、逆に上がり6位以下だった馬は【0-1-2-87】「連対率1%、複勝率3%」と散々な成績になっています。
つまり、上り最速を出せば、連対圏突入はまず間違いないということです。
逆に上がり6位以下では、2着がやっということになります。
もっと詳しく見てみると上がり3位~5位で勝った3頭、アーネストリー、ラブリーデイ、エイシンデピュティの3頭は、終始2番手以内でした。
つまり、上り3位~5位であれば、終始2番手以内の逃げ・先行馬でないと勝ち切れないということです。
まとめると、過去10年の勝ち馬10頭は以下の2タイプしかいません。
A。上がり2位以内→7頭
B。終始2番手以内且つ上り3位~5位→3頭
上がり2位内の7頭のうち、6頭が上がり最速だったので、終始2番手以内のポジションを取れない馬だと最低でも上がり2位以内を繰り出さないと勝てないという計算になります。
過去10年の勝ち馬10頭の近10走(※海外を除く)を上り2位以内の回数で見てみると以下のようになります。
17年1着サトノクラウン(5回)
16年1着マリアライト(5回)
15年1着ラブリーデイ(2回)
14年1着ゴールドシップ(6回)
13年1着ゴールドシップ(9回)
12年1着オルフェーヴル(9回)
11年1着アーネストリー(1回)
10年1着ナカヤマフェスタ(2回)※キャリア9戦
09年1着ドリームジャーニー(5回)
08年1着エイシンデピュティ (2回)
上記のように、終始2番手以内だったラブリーデイ、アーネストリー、エイシンデピュティとキャリアが10戦に満たなかったナカヤマフェスタ以外の6頭はすべて、近10走で、5回以上は上がり2位以内を記録しています。
今年の登録馬(外国馬除く)の近10走(※海外除く)の上がり2位以内の回数をみると以下の通りです。
アルバート(6回)
ヴィヴロス(4回)
キセキ(7回)
サイモンラムセス(0回)
サトノクラウン(3回)
サトノダイヤモンド(7回)
ステファノス(3回)
ストロングタイタン(3回)
スマートレイアー(3回)
ゼーヴィント(6回)
タツゴウゲキ(1回)
ダンビュライト(1回)
ノーブルマーズ(2回)
パフォーマプロミス(4回)
ミッキーロケット(1回)
以上ですが、基本的に近10走以内に、上り2位以内を5回以上記録していなければ、終始2番手以内の逃げ・先行馬しか勝てないという観点から、逃げ・先行馬で勝ち切る可能性がある馬は今年は1頭しかいません。
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