【秋華賞2018】考察
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京都内回2000m・Aコース使用。
牝馬クラシック最終戦。
1コーナーまでの距離は約300m。1~2コーナーは平坦。バックストレッチの距離は約400mで、ここから高低差3.1mの坂を上り3~4コーナーにかけて下る形態。外回りコースほどではないですが勾配差のあるコースとなっています。最後の直線は平坦の328m。
コース形態上スローな流れになり易いですが、こと秋華賞においては前後半差+-0.0秒の持久戦で流れる事がレース創設以来の伝統となっています。
牝馬クラシックは、桜花賞、オークス、秋華賞が三冠レースとなっていますが、実はこれらのレースはコースは違えど、類似したラップを刻む傾向があります。
逆の見方をすれば、能力とラップ適性が高い馬ならば三冠を獲り易くなったともいえます。
近10年で三冠馬が2頭、二冠馬が2頭出現していることも、それを裏付けています。
そのため、桜花賞、オークスの結果が秋華賞にも直結しやすく、春の実績馬の好走率が高いです。
したがって、秋華賞を紐解くカギは春のクラシックが握っています。
春のクラシックを好走するためには以下の2点が重要項目となっています。
1.上がり3F時計
2.先行力
単純ですがクラシック戦線というのは、上記2点の能力差が結果となって表れたものでしかありません。
よく夏の成長などを気にする競馬マスコミもありますが、夏に成長しない馬イコール早熟馬という事になります。早熟馬は現代のクラシック戦線で好走する事は不可能。
そのため、成長力など気にする類のものではなく、むしろ夏を順調に過ごせたかどうかの方が重要。
春の実績馬が秋に凡走するには理由があります。
夏負けか故障、もしくは調整ミスでの凡走を成長力のせいにしてしまうのは本質を見誤っていると言わざるを得ません。
春の実績馬が結果を残す一方、夏の上がり馬が台頭して来る側面も当然あります。
春の実績馬にアクシデントがあった場合や、体質が弱くクラシックに乗り遅れた晩成型の馬が台頭してくるからです。
夏の上がり馬が秋華賞で好走するにも幾つかのパターンがあります。
クラシックを経験している馬は、ハイレベルメンバーで揉まれ込んで来ていますが、上がり馬は格下相手に勝ち上がって来ている場合も多く(格下500万クラスや牝馬限定戦など)、本番で一気のメンバー強化で太刀打ちできない場合が多いです。
その為、ハイレベルな古馬経験が重要になります。
中でも1000万下以上・牡馬混合戦での経験が最重要項目です。
まとめると、秋華賞は、春の実績馬VS夏の古馬経験馬との戦いとなるレース。
【秋華賞・好走要件】
A.春クラシック(桜花賞・オークス)
上がり3位内&5着内
≪該当≫
◆アーモンドアイ
◆ラッキーライラック
◆トーセンブレス
B.春クラシック(桜花賞・オークス)
4角5番手内&5着内
≪該当≫
◆アーモンドアイ
◆ラッキーライラック
C.ローズS・上がり3位内&4着内
≪該当≫
◆サラキア
D.1600m以上・準OP以上経験馬or
牡馬混合芝1600m以上・1000万下・1着
≪該当≫
◆ミッキーチャーム
◆プリモシーン
好走要件A~Cは春実績をジャッジするための要件で、Dは上がり馬を取捨選択するための要件となっています。
なお、【特筆データ】としては、重賞昇格後の紫苑Sで3番人気以内の支持を受けた関西馬は過去10年で【2-1-0-0】「連対率100%」となっていますが、今年は該当馬はいません。
以上ですが、このレースの本命馬をお伝え致します。
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