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安田記念の考察

2018/06/03
 
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東京1600m・Cコースを使用して行われる春のマイル王決定戦。2005年度以降はアジアマイルチャレンジ最終戦という側面も持っていました。しかし2012年以降は、この制度は休止して機能していません。

一時は、シリーズボーナス目当てに香港の一流マイラーが大挙参戦する事もありましたが、現在は制度廃止に伴い、目先の賞金目当てでの出走意図に変わっています。

制度が機能していた時は、チャンピオンズマイル3着内のG1馬を狙えば高確率で馬券が獲れていましたが、現在は別のアプローチが必要となっています。

レースラップに目を移すと、前後半のラップ差1.0秒の消耗戦となっています。

勝ち時計も1分32秒台前半の超高速時計が出現するタフな流れで、スピードの絶対値に加え、消耗戦となる事でスタミナを要するレース質を持っています。

その為、前走からの距離短縮ローテーションを組んだ馬の好走事例が多いです。

消耗戦において、距離延長より距離短縮の方が成績が良い理由は、延長の場合、前走時に今回より少ないスタミナ量を消費している場合が多く、今走、距離延長+消耗戦になることでストレスが掛かるレースで我慢が利きにくくなる事にあります。

反面、距離短縮の場合は、スタミナ負荷が掛かりにくくなる事で、ストレスが掛かる事なく好走出来ているものと思われます。

また、国際G1である安田記念を目標にしている馬は、積極的な海外遠征に行く事は必然ですし、レーティングを上げるには海外レースに出走させる事が手っ取り早い事もあります。

その為、安田記念を勝ちに来ている日本馬は、近2走内に海外遠征、それも香港マイルかドバイターフ(旧ドバイデューティフリー)を使って参戦して来る場合が多いです。

過去10年の【好走要件】は以下の通りです。

【安田記念・好走要件】
A.距離短縮(単勝15倍以上及び2200M以上除く)
B.近二走内に海外遠征している日本馬(マイル以上海外G1)
C.マイル以上G1連対馬(外国馬除く)
D.ステップR(京王杯SC及びマイラーズC)上がり2位内or4角5番手内で3着内
(※B~D=単勝40倍以上除く)

<該当馬>

【好走要件A】
スワーヴリチャード
ペルシアンナイト
リアルスティール

【好走要件B】
リアルスティール

【好走要件C】
スワーヴリチャード
サトノアレス
アエロリット
ペルシアンナイト
リアルスティール
リスグラシュー

【好走要件D】
サトノアレス
サングレーザー
モズアスコット

次に「連対条件」ですが、過去10年の連対馬20頭で、前走3着以内だった馬が15頭ですが、4着以下だった5頭は、前走1人気の支持を受けていたかマイルG1で連対経験がありました。前走4着以下で、前走1人気の支持を受けていたかマイルG1で連対経験がない馬は、過去10年で1頭も連対していません。

<該当>
ダッシングブレイズ
ブラックムーン
ウインガニオン

以上ですが、あらゆるデータ検証をした結果、本命にするかはわかりませんが、重い印を打つ馬はこの馬です(下の人気ブログランキングをクリックすると馬名を見ることができます→70位前後)

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