函館SSの展望その3
出走馬と枠順が決まりましたが、開催時期が現行の6月中旬になった12年以降、1人気は【0-1-0-5】、2人気は【1-1-0-4】、3人気【1-1-0-6】で、馬連平均配当は12.740円と過去6年で、半数の3回が万馬券決着になっています。
波乱傾向の原因の1つは、3歳馬の斤量が6月開催に代わったことで、牡馬52キロ、牝馬50キロ(7月開催時は牡馬53キロ、牝馬51キロ)と7月開催時に比較して、1キロ軽くなったことが挙げられます。
特に近2年はレコード決着になったことで、斤量が軽い3歳馬に有利に働き、16年はソルヴェイグとシュウジの3歳馬のワンツーフィニッシュ、17年は3歳牝馬ジューヌエコールが勝ちました。
しかし、今年は3歳馬の参戦はありません。
展望その2で記載したように、当レースは、消耗ラップを刻む傾向があり、類似ラップコース好走が函館SSの結果に直結するものと考えられます。
◆コース=阪神・中山・函館1200~1400m
◆クラス=条件戦1着・OP連対・重賞3着・G15着
開催時期が現行の6月中旬になった12年以降の6回の3着内18頭中15頭が上記戦績を持っていました。
例外3頭のうちドリームバレンチノ・ロードカナロアは、その後G1で連対する一線級の実力馬で、残りの1頭は斤量有利の3歳馬シュウジでした。
今年の出走馬で、類似ラップコース実績を持つ馬は以下です
ダイアナヘイロー
ラインスピリット
ジューヌエコール
タマモブリリアン
ディーハーフ
ナックビーナス
ワンスインナムーン
ヒルノデイバロー
エポワス
キングハート
アドマイヤゴッド
ライトフェアリー
頭数が多いですが、当レースは「距離短縮」と「牝馬」の成績がよく、過去6年の成績は以下となっています。
◆距離短縮【4-2-5-25】「単回収率199%、複回収率210%」
◆牝馬【2-2-4-24】「単回収率145%、複回収率172%」
上記をまとめると、函館SSの「好走要件」は、「類似ラップコース実績を持つ距離短縮or牝馬」ということになります。
【函館SS・好走要件】
◆類似ラップコース実績を持つ以下の要件該当馬
A.距離短縮
<該当>
ラインスピリット
ワンスインナムーン
ヒルノデイバロー
アドマイヤゴッド
B.牝馬
<該当>
ダイアナヘイロー
ジューヌエコール
ナックビーナス
ワンスインナムーン
ライトフェアリー
以上ですが、スプリントG1馬であるセイウンコウセイは「好走要件」を満たしていなくても当然、印は回さないとならないでしょう。
これらのフィルターを通して買い馬を絞り、当日の馬場設定・展開を加味し軸馬を絞りたいです。
以上ですが、このレースを狙いすましたかのような馬が1頭います。
短距離スペシャリストの厩舎で、調教状態は抜群でした。それほど人気はありませんが、これは抑えないとならないでしょう。
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