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【関屋記念2019】見解

 
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新潟1600m・Aコース使用

関屋記念はAコースを使用して開催されますが、AコースはBコースに比べ逃げ先行馬が残り易いコース特性を持っています。

開幕間もない時期に使用されるのがAコースで、開催進行と共にBコースへセパレートされます。

その影響からAコース=先行有利で上がりが速い傾向があります。

関屋記念のレースの上がりも33.8秒であり、連対馬の4角位置平均7番手、上がり平均33.2秒でレースの上がりを0.6秒上回る瞬発力が要求されています。

日本最長の直線コースなので追い込み馬が台頭するイメージもあるかもしれませんが、基本的には4角10番手以内に位置している事が好走の条件です。

関屋記念の好走要件は以下の4点。
(単勝オッズ20倍以上除く)

【関屋記念・好走要件】
A.外回り戦・上がり実績
a.OP=上がり3位内・連対歴(G1=3着内)
b.準OP=上がり最速・勝利歴

≪該当≫
ケイデンスコール
ミエノサクシード
サラキア
ディメンシオン

B.外回り戦・先行力実績
a.OP=4角5番手内・連対歴(G1=3着内)
b.準OP=4角5番手内・勝利歴

≪該当≫
ソーグリッタリング
ミエノサクシード
サラキア
ディメンシオン
オールフォーラヴ

C.2000m以上戦・逃げ切り勝ち

≪該当≫
なし

D.新潟芝コース3着内歴100%

≪該当≫
ケイデンスコール
ミッキーグローリー
ロシュフォール
ディメンシオン

好走要件A・Bは、外回りレース適性を示すデータ。

好走要件Cは、Aコース適性を示すデータ。新潟1600mを逃げ切るにはスタミナの裏付けが必須。

好走要件Dは、新潟適性を示すデータ。

過去10年間の関屋記念連対馬20/20頭すべてが、クリアしていた【好走要件】となっています。

関屋記念は、枠順が重要なカギを握っていて、内枠が【鬼門化】しています。

4枠内【2-3-4-62】「3着内率13%、複勝回収率34%」
5枠外【8-7-6-69】「3着内率23%、複勝回収率74%

圧倒的に外枠優勢の状況がデータからも見えます。

4枠内に入って3着内好走した9頭中8頭は「前走4角5番手以内の先行馬」「G1で3着内歴」「新潟芝3着内率100%」で、例外は15年2着マジェスティハーツ1頭のみで、内枠に入った馬で買えるのは、『先行馬』・『G1実績』・『新潟の鬼』の3大要素以外にはありません。

内枠不利のワケは、コース形態特性にあるとみています。

新潟1600mは、3~4角に掛けて下り坂のスパイラルカーブとなっていて、上がりも高速化することから全馬仕掛けが早くなります。

内枠を引いた馬は、外から被される率が必然的に高まることが好走を妨げています。

ロング直線コースで上がりが速いことも仕掛けが速くなる原因の一つでもあり、外回りコース適性が求められていることは明白です。

4枠内で「前走4角5番手以内の先行馬」「G1で3着内歴」「新潟芝3着内率100%」のいずれにも該当しない馬は以下です。

マイネルアウラート
ヤングマンパワー
エントシャイデン

現在、15年連続して7~8枠が連対中で、7~8枠に入った単勝オッズ5倍未満の馬は過去15年で、【6-2-0-0】「勝率75%、連対率100%」「単勝回収率262%、複勝回収率158%」で、何も考えないで買っていいレベル。

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