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高松宮記念見解

 
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高松宮記念が、中京芝1200Mで行われるようになったのが、12年からだが、不変なのは当レースが春の「短距離王決定戦」であるということだ。

当レースが名称変更された98年以降、勝ち馬は99年8人気マサラッキを除くとすべて1~5人気から出ており、今年も勝ち馬は5人気以内から出る確率が非常に高い。

また、98年以降の勝ち馬を見ると19年1着ミスターメロディと16年1着ビッグアーサー以外は、以下のいずれかの【好走要件】をクリアしていた。

A.前走ステップレース(シルクロードS、阪急杯、オーシャンS)で、0.2秒差以内

≪該当≫
アルアウェイ
ダイアトニック
ダノンスマッシュ
ナックビーナス
モズスーパーフレア

B.近4走でG2勝利orG1で3着以内

≪該当≫
グランアレグリア
タワーオブロンドン
モズアスコット

今年の出走馬で、5番人気以内で、【好走要件】をクリアしているのは、

グランアレグリア→Bクリア

ダノンスマッシュ→Aをクリア

タワーオブロンドン→Bクリア

モズアスコット→Bクリア

ダイアトニック→Aをクリア

上位5番人気以内の5頭は【好走要件】をすべてクリア。

過去データから上記5頭から優勝馬が出る可能性は非常に高いが、さらに精査してみよう。

このレースで、重要なのが「前走の馬体重」。

過去10年の前走の馬体重別の成績を見ると以下の通り。

前走減【0-2-3-63】

前走増減なし【2-0-0-19】

前走増【8-8-7-64】

上記を見れば、一目瞭然だが、前走馬体重減だった馬は1頭も勝っていない。

1~5人気に限定しても【0-0-1-11】。

なぜか?

理由は簡単で、前走馬体重減だった馬は、そのレースが勝負だったからだ。

特に、賞金が足りない馬は本番なんて言っているわけにはいかず、目の前のステップレースに全力投球をして権利取りや賞金加算をしないとならない。

それに対して、賞金が足りている馬はステップレースを叩き台に使ってくるわけだ。

「叩き台=余裕残し」ということで、前走の馬体重は増えている馬が多いということのは当然のこと。

それが、前述の馬体重のデータ。

今年の出走馬で、1~6人気の前走の馬体重を見ると以下の通り。

<前走馬体重減>

ダイアトニック

<前走増減なし>

グランアレグリア

モズアスコット

<前走馬体重増>

ダノンスマッシュ

タワーオブロンドン

「勝ち馬の条件」をクリアして、前走馬体重減でない馬は、

グランアレグリア

ダノンスマッシュ

タワーオブロンドン

モズアスコット

上記4頭で、モズアスコットは、オーストラリアの「ザ・チャンピオンシップス」を回避しての参戦で、高松宮記念は当初の目標ではない。あくまでも、「試走」だろう。

となれば、優勝馬は、グランアレグリア、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンの3頭の中から出ると考えるのが普通。

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