京都記念事前検証
過去11年のデータから検証。
京都2200mは外回りコースだが、スピードの持続力とスタミナが問われるレース傾向となっている。
レースの上がりは35秒3に対し、1-3着馬の上がり平均34.8秒で4角5番手以内。
先行してレースの上がりを0.5秒ほど上回る程度で勝ち負け可能である事を上記データは示しており、それはつまり瞬発力より、先行力とスピードの持続力が問われるレースである事を証明している。
また、京都記念は別定戦で行われるG2戦でもあり、斤量面で実績馬に有利なレース。さらに、京都記念は非基幹距離で行われる重賞戦で、非基幹距離適性が問われるレースでもある。
一方で、京都外回りコースは一見、フラットな条件のコースに思えるが、実はかなりトリッキーコースで適性面が結果を左右する事が往々にしてあり得る。
その理由の一つに、3角~4角に掛けての起伏の激しいコースであることに加え、直線はオールフラットコースで、直線勝負が利きやすいようで、実は前に行った馬が簡単には止まらないという特徴があり、その為、スペシャリストが生まれやすい下地を持っている。
以前は、直線下りは我慢して直線勝負がセオリーのように叫ばれていた時期もあったが、馬場整備が進んだ2000年代は、坂の下りでロングスパートして、直線は惰性を活かして粘り込む競馬での激走パターンが増加。
京都記念の【好走要件】をまとめると以下の通り。
【好走要件A】
・4角5番手内から重賞勝利歴(先行力)
《該当》
ステイフーリッシュ
クロノジェネシス
ドレッドノータス
【好走要件B】
・前年G1・4着内歴(底力)
《該当》
カレンブーケドール
クロノジェネシス
【好走要件C】
・非基幹距離重賞勝利歴(非基幹距離適性)
《該当》
ステイフーリッシュ
クロノジェネシス
【好走要件D】
・京都重賞勝利歴(コース適性)
《該当》
ステイフーリッシュ
クロノジェネシス
ドレッドノータス
【好走要件】A~Dを1つもクリアできず、京都記念で3着内好走を果たした馬は、過去11年間で2頭だけ。
1頭目は13年2着ベールドインパクト。
京都2200Mと1800Mの芝重賞で2,3着の実績がある京都芝非基幹距離のスペシャリスト。
2頭目は15年2着スズカデヴィアス。
前々走は同コースの準OPを逃げて完勝。逃げ馬は過去10年で(1-1-1-8)「単回収率311%、複回収率200%」という【特筆データ】に該当。
【好走要件】を1つもクリアできていない場合は、相当なプラスファクターがないと買えないということになる。
【鬼門データ】としては、7歳以上の高齢馬は(0-1-0-24)で、17年2着スマートレイアーがいるだけで、基本的には軽視が妥当。
≪該当≫
ドレッドノータス
ノーブルマーズ
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