【菊花賞2018】考察
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今週は牡馬クラシック3冠最後の菊花賞が行われますが、このレースを考察してみます。
一昔前まではクラシック最終戦という事で、猫も杓子も菊花賞という風潮がありましたが、近年は長距離レースへの価値低下と共に、距離体系の整備も進み有力馬ですら菊花賞を敬遠する傾向があります。
そのため菊花賞はこの距離のスペシャリストしか好走できないレースとなっています。
後半3Fの上がりだけの瞬発戦から、後半4Fの持久戦になったことでスタミナのない馬には出番がなくなりました。
過去10年の1着馬は初角9番手から4角3番手と位置を大きく押し上げています。4角は坂の下りに差し掛かる地点であり、坂をゆっくり上って下るという京都コースの昔の格言など過去の遺物と思わせるような競馬振り。
現代の菊花賞は強引とも思える『捲り力』がなければ勝ち負けできないコースに変貌しています。
後半5Fのラップに着目すると5F地点~4F地点にかけ一気に0.8秒急加速、後半3F地点に11.6秒の高速ラップが出現した後は、ハロン12秒のラップがゴールまで続く持久戦となっています。
菊花賞というレースは『4F加速+持久戦』である事がラップ面から見て取れます。
つまり、4F加速という事は捲り力を要求され機動力が非常に重要になるレースでもあるといえます。
上がり3Fだけの競馬で勝ち上がって来たような馬ではラップバランスにアンマッチを起こすため凡走の危険が高いです。
2着馬は10-9番手から上がり34.9秒、3着馬は8-5番手から35.3秒という平均値を示していますが、これは2着馬には直一気の差し馬が多いこと、3着馬には先行粘り込み型が多い事を示しているデータ。
この傾向に当て嵌まる馬を買う事が菊花賞的中の近道となります。
好走要件も上記ラップ傾向を踏まえたもので以下の通りとなります。
【菊花賞・好走要件】
※以下A~C=500万以下実績は除外・A~B=1000万下は中央4場実績に限る。
※単勝万馬券除く
A.2400m以上勝利(重賞3着内)
≪該当≫
◆アフリカンゴールド
◆エタリオウ
◆エポカドーロ
◆コズミックフォース
◆メイショウテッコン
B.2200m以上小回りコース勝利(重賞3着内)
(重賞=上がり3位内、OP特別以下=上がり最速)
≪該当≫
◆グレイル
◆シャルドネゴールド
C.1800m以上Hペース先行勝利(重賞3着内)
≪該当≫
◆エポカドーロ
◆ジェネラーレウーノ
◆メイショウテッコン
好走要件Aは、Hレベルレース(中央4場)下でのスタミナ値を示す指標。
好走要件Bは、Hレベルレース下でのスタミナ値と機動力、瞬発力を示す指標。
好走要件Cは、スピードの持続力を示す指標で、Hペースとは5F60秒以下、先行とは4角5番手以内を指す。
今年、【好走要件】該当馬は8頭。但し、過去10年で、単勝オッズ50倍以上は【0-0-1-56】で、3着は10年13番人気ビートブラック。連対圏という観点では、単勝オッズ50倍以上は自動的に除外となります。
人気が予想されるブラストワンピースは、【好走要件】を1つも満たしていません。
過去データからは、「危険な人気馬」であると言えますが、果たして他に買い材料はあるのか?
最後に、菊花賞の最大の穴馬をお伝えします。
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