【有馬記念2018】考察
【重要なお知らせ】
2019年の会員募集は24日より行います。詳細につきましては、後ほどお伝えしますので、よろしくお願いします。
過去10年のデータ検証をしてみます。
中山2500m・Aコース使用
スタート地点から最初のコーナーまで下り坂で194m(約1F)の距離があり、スタートからゴールまで6つのコーナーがある小回りコースで直線は310mと中央4場の中では最短。
そのため各馬ポジションを取りに行く意識が強く、前半3Fは速いラップを刻みます。
道中はスローの団子状態で流れることが多いのでコースロスが多い7~8枠は不利。
7~8枠に入って連対した馬は全て2500m以上重賞連対歴を持つスタミナ馬でした。
トリッキーな中山2500mで直線距離も短いので明らかに先行・捲り有利。
好走するためには、4角である程度のポジションにつけておかなければなりません。
レース自体も2周目3角から動き出すので必然的にコーナーリング加速が求められます。
他のG1レースでコーナリング加速が要求されるレースは少なく、多くは上がり3Fの競馬になりますが有馬記念だけは中速でのコーナリング加速、ラスト2F目に11秒台前半の速い脚が求められるだけで、後は惰性でゴールまで粘り込める特殊コース。
したがって、有馬記念が要求している好走要件はコース適性と非基幹距離適性の2点に集約されます。
格下馬はコース適性だけで好走できるし、また適性上位馬が穴を空けたりもしますが、非基幹距離適性においては格も求められます。
出走馬の多くがファン投票で選ばれる年末のグランプリレースなので出走馬の多くがバリバリのオープン馬である事が多く、ある程度の格は必要となっています。
別角度からの分析としては、トリッキーで瞬発力不要コースである事から騎手の馬を動かす技術に左右される側面もあります。
基本、馬7:騎手3という比率で語られてきた競馬の格言がありますが、現代競馬において騎手の技術も二極化が進み、実力上位騎手と下位騎手を同列で語るのは無理があります。
馬7は不変の事実でしょうが、騎手の3にプラスアルファ或いはマイナス係数を掛けないと人馬が持つ本来の実力指数は弾き出せません。
こと有馬記念において、この騎手実力指数はとても重要。
特に外国人騎手が騎乗した場合の成績が突出しています。
今年のG1シリーズでも外国人騎手を買い続けるだけで大幅プラス。(近年では毎年プラス収支)で、少なくとも銀行の定期預金より率が良いです。
その中でも有馬記念は先に述べた理由から突出した成績(過去10年で複勝回収率140%)となっています。
有馬記念は1着賞金3億円。短期免許で騎乗する騎手の多くは本国より賞金額の高い日本で荒稼ぎするために来日します。ぬるま湯に浸かる本国の一部の騎手とはその熱意も本気度も全く違います。
それに結果を残さなければ二度と来日する事ができない刹那感も持っています。
【有馬記念・好走要件】
A.中山コース3着内100%
≪該当≫
・モズカッチャン
・マカヒキ
・パフォーマプロミス
・サトノダイヤモンド
B.当年、非基幹距離G1・3着内
≪該当≫
・モズカッチャン
・ミッキーロケット
C.当年、非基幹距離G2・3着内
≪該当≫
・クリンチャー
・パフォーマプロミス
・ミッキースワロー
・レイデオロ
・キセキ
D.外国人騎手騎乗馬
≪該当≫
・モズカッチャン
・パフォーマプロミス
・サトノダイヤモンド
・ミッキーロケット
・レイデオロ
・シュヴァルグラン
1番人気が安定しているレースで、過去10年間で1番人気【6-2-1-1】連対率80%は国内G1の中でトップの成績。
対する2番人気の連対率は30%、3番人気は0%で1番人気とそれ以下では大きな隔たりがあります。
連軸には1番人気が妥当。
紐は単勝70倍台のトゥザグローリーが3着激走したり、単勝90倍台のアドマイヤモナークが2着したりと荒れ傾向。
馬連の相手選びでオッズは手掛かりになり難いです。
紐選択は【鬼門データ】に該当していない事、【特筆データ】に該当している事が重要。
有馬記念の好走要件は、コース適性&非基幹距離適性に加え、騎手の技量を加えたA~Dまでの4点でした。
コース適性が要求されるという事はイコール、独特なコース形態を持っている事の裏返しでもあります。
独特なコース形態とは、小回りコーナー6つの2500m戦という事に尽きます。
このトリッキーコースがしばしば穴を生み、同時に実力馬を葬り去る魔物の正体といえます。
このトリッキーコースで勝ち負けするには、ある程度の位置で競馬をする必要があり、前半のポジション争いは激しくなります。
一旦ポジションが決まってしまうとコーナーが多くトップスピードに乗る前にコーナーに差し掛かるので後方にいる馬、外枠でコースロスの多い馬は不利。
3角から強引な捲りを決められる馬なら勝機もありますが、追い込み一手は勝負にはなりません。
ここで重要な点が枠順。
外枠は先行ポジションを取るにも、捲るにも不利で枠順決定時に天を仰ぐ陣営もいるほど。
有馬記念は過去90年まで遡っても15番枠より外枠が馬券に絡んだ事はありません。
唯一の好走例は89年のイナリワン(8枠15番)の1着例のみで鬼門枠と呼んで差支えないです。
特筆すべきは3枠内に配置された4歳以下の人気馬。
具体的には単勝一桁人気馬は【1-2-0-0】「単勝回収率280%、複勝回収率159%」「連対率100%」の好成績。
最後に非基幹距離の有馬記念を意識したローテーションを組んでいる馬に注意。
非基幹距離重賞⇒秋天⇒有馬記念は明らかに有馬記念を意識したローテ。
秋天はスピード競馬になる傾向があるので先行力を引き出すのに有利。
【有馬記念・特筆データ】
A.3枠内配置の4歳以下(単勝10倍未満)
【3-4-1-2】※2003年までデータ
≪該当≫
・モズカッチャン
B.非基幹距離重賞⇒秋天⇒有馬の5歳以下
【2-0-1-2】※2003年までデータ
≪該当≫
・レイデオロ
【有馬記念・鬼門データ】
A.15番枠より外枠
【0-0-0-33】※1990年までデータ
≪該当≫
・シュヴァルグラン
・サクラアンプルール
B.当年、重賞未勝利の5歳以上
【0-2-1-37】※2000年までデータ
≪該当≫
・マカヒキ
・サウンズオブアース
・スマートレイアー
・シュヴァルグラン
・サクラアンプルール
以上ですが、今回は特別に本命馬を教えましょう。
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