【フェアリーS2020】見解
過去10年間の連対馬では、アプリコットフィズがクラシックで3着、アエロリットがNHKマイルCを勝った以外は目立った活躍馬は出ていない。理由の一つにフェアリーSが消耗戦のレース質を持っていることが挙げられる。
フェアリーS・過去ラップ(過去10年平均)
前3F:35.1秒
中5F:58.9秒
後3F:36.1秒
時計:1分35秒0
後3F-前3F=+1.0秒(消耗戦)
連対馬の4角位置=5番手。
連対馬の上がり平均=35.3秒(レース上がり平均差異=▲0.8秒)
上記ラップを見てもわかる通り、5F58秒台のHペース消耗戦であり、好走するには、この激流で4角5番手から35秒台前半の上がりが要求される。つまり消耗戦適性が要求されるレースであり、必要な要素は『スタミナ値』の1点に尽きる。
冒頭のアプリコットフィズは秋華賞3着の実績があるが、フェアリーS好走段階で高いスタミナレベルと消耗戦適性を持っていたと考えられる。秋華賞は消耗戦となることで消耗戦適性が要求される。
以上の観点から今後は、フェアリーSからオークス、秋華賞候補が出現する可能性はある。言い換えるとスタミナ値と消耗戦適性の高い馬をセレクトすればフェアリーSは獲れることになる。例年かなりの混戦となっており、「好走条件」と「マイナスデータ」をピックアップしてみる。
【好走要件】
A.東京・中山・新潟・中京芝1600以上勝利歴or1800m以上勝利歴(500万以上ならば連対)※単勝50倍以上除く
≪該当≫
スマイルカナ
ダイワクンナナ
シャインガーネット
アヌラーダプラ
カインドリー
B.1600m以上牡馬混合500万以上3着以内歴
※単勝50倍以上除く
≪該当≫
スマイルカナ
好走要件Aは、スタミナ値を計る好走要件。東京・中山・新潟芝1600mは外回りでのロングスパート必須で、1800m以上を勝てるような馬はスタミナ値が高いと判断できる。
好走要件Bは、牡馬混合戦で揉まれた経験で、牝馬限定戦の定番戦術の一つ。ハードな流れを経験することでレベルの高いレースで潜在能力を発揮できるようになる傾向がある。牡馬戦は牝馬戦に比べ速いペースで流れる傾向があり、牡馬経験というより激流レースを経験する事がプラスに働くと考えられる。
次に【マイナスデータ】。
1.中2週以内
レース間隔が中2週以内の馬は5人気以内6頭を含んで、【1-0-1-27】と不振。4番人気以下だと【0-0-0-25】と全滅。
≪該当≫
ウィーンソナタ
フルートフルデイズ
メイプルプレゼント
2.前走1400M以下
前走1400M以下は【0-2-2-41】「3着以内率9%」「複勝回収率27%」
と不振で、前走1400M以下の馬が勝ったことは1度もない。但し、3着以内4頭には「ある共通事項」あり。1番人気アヌラーダプラがこの【マイナスデータ】に該当しているが果たして…
≪該当≫
ウィーンソナタ
ソーユーフォリア
ペコリーノロマーノ
アヌラーダプラ
メイプルプレゼント
カインドリー
ニシノステラ
3.馬番10番より外の馬
中山芝1600Mは言わずと知れた外枠不利なコースで当レースでもそれがはっきりと出ている。
10年以降の馬番別の成績は以下。
1~9番 【8-4-6-72】「単回収率237%、複回収率96%」
10~16番【2-6-4-58】「単回収率58%、複回収率63%」
ご覧の通りに圧倒的な差が出ている。
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