マーメイドSの展望
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残す春のG1も宝塚記念のみとなりました。
今週は、2重賞が組まれていますが、どう見ても高配当を狙えるのは、ハンデ戦のマーメイドSの方でしょう。
エプソムCは、素人目に見ても、ダイワギャグニーとサトノアーサーが強いです。
割って入れば、連勝中のルメール騎手騎乗のサーブルオールと言うのが、下馬評で、エプソムCは相当点数を絞らないとトリガミになる可能性が高そうです。
エプソムCについては、次回に、展望を述べることにして、今回は高配当必至のマーメイドSの展望を述べてみたいと思います。
2006年からハンデ戦となり、2007年から阪神2000m開催となっています。
2005年までは別定戦で上位人気が堅実でしたが、ハンデ戦変更後は度々、軽量人気薄の激走が起こっており、荒れるハンデ重賞として定着しています。
負担重量は以下が目安。
G1馬…56.5kg以上
G1連対馬…56Kg
G2馬…56Kg
G2連対馬…55kg
G3馬…55kg
G3連対馬…54kg
OP馬…54kg
OP連対馬…53kg
1600万勝馬…53kg
1000万勝馬…52kg
06年以降に、上記基準を超える斤量で好走したのは、以下の6頭です。
17年6人気3着アースライズ
15年8人気1着シャトーブランシュ
14年2人気3着フーラブライド
13年10人気2着アグネスワルツ
12年1人気1着グルヴェイグ
11年2人気1着フミノイマージン
今年は、トーセンビクトリーが基準斤量より1キロ重い56キロを課せられました。
トーセンビクトリーは昨年も56キロを背負って、1人気9着と人気を裏切っています。
これまで、56キロは3回ありましたが、4着、10着、9着という成績。
牝馬にとって酷量の56キロでは、今年も危険な人気馬と言わざるを得ないでしょう。
逆に斤量が恵まれたのは、レイホーロマンスの52キロです。
この斤量だけを見ると飛び付きたくなりますが、問題は重賞未勝利の岩崎騎手が騎乗すると言うことです。
岩崎騎手の阪神芝2000Mの成績は、1~5人気8頭を含んで、【1-1-2-27】という成績で、勝ったのは1人気1頭のみです。
騎手力に大きな不安があります。
1人気濃厚キンショーユキヒメにしてもメンバー的にペースが速くなりそうもなく、末脚不発の恐れがある上に、前走重賞で、55キロ以上で、1人気だった馬は06年以降、【0-0-0-7】と全滅しており、前走同斤量だったレイホーロマンスの52キロと比較すればどうみても斤量的に、不利です。
ミリッサにしても、ダイワメジャー産駒の芝2000M以上の重賞成績は、1~5人気30頭を含んで、【0-6-5-77】で勝ち馬なしで、血統面で大きな不安を残します。
上位人気馬はどれも不安材料を抱えています。
と言うことで、このレースは穴馬から入るのが得策と見ております。