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【ローズS2018】見解

 
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ローズSが1800mで行われるようになったのは、07年度より。

以前は2000mの基幹距離で行われていました。

それが非基幹距離の1800mで行われるようになって、ある傾向が生まれています。

本題に入る前に基幹距離について説明しておきます。

近代競馬発祥の地は16世紀の英国であり、三冠レースが主要なG1競争となっていました。三冠レースを勝った馬には、種牡馬(繁殖馬)としての資格が与えられ、ブラッドスポーツである競馬において、三冠レースを勝つ事に意義があり、当時のホースマンの目標は、ダービーであり、これは現在においても不変です。

その三冠レースの基幹距離となるのが、1000ギニー、2000ギニー、オークス、ダービー、セントレジャーであり、日本のクラシックも、それを模して創設されているため、本来の基幹距離とは1600m、2400m、3000mを指します。

ところが、日本は米国の影響も受けていて、英国と米国の競馬がミックスされた形での距離体系を形成しているので、この基幹距離に2000mが加わります。

2000mは、米国のケンタッキーダービーが行われる距離。

したがって日本のクラシックは、1600m、2000m、2400m、3000mとなっているものと考えられます。

ローズSは、1800mで行われるレースなので、非基幹距離のレースとなります。

非基幹距離のレースは、統計的にみても持久戦になる傾向があり、スピードの持続力やスタミナが問われる事になります。

ノーザンテースト、ニジンスキー血脈が、この非基幹距離での好走率が極めて高い事も、その証拠といえるでしょう。

そこで生まれてくるのが、非基幹距離適性という概念。

07年まで遡って検証を掛けて行くと、3着内好走馬、全33頭中24頭に非基幹距離勝利実績がありました。

ローズSは秋華賞トライアルRであり、本賞金5200万円の高額賞金のG2戦。当然、全馬ガチンコの競馬になる為、求められる能力も通常の牝馬限定戦の比ではありません。

それは、過去の好走馬の戦績が物語っていて、流れの緩い下級条件を勝ち上がって来た程度の馬では通用しません。

ガチンコの激戦で勝ち負けするには、それなりの能力の裏付けが必要となります。

具体的には…

1.G1出走経験馬
2.1000万下戦以上での連対実績

G1が激戦となる事は、至極当然の事であり、この激戦で揉まれた経験と、出走に漕ぎ着けた能力は、トライアルなら十分に通用します。

1000万下戦以上での連対は、ラップ比較を見ても未勝利と500万下は差異が少ないですが、1000万以上戦から断層が見られ、500万下と1000万下の間には大きな壁があるものと考えられます。その激戦で連対できるような馬は、能力が高いと判断できます。

上記1,2に該当しない3着以内馬は、過去11年間でみても6頭だけでそのうち勝った2頭は前走500万下を上がり最速で、上がり2位にそれぞれ0.5秒差と0.7秒差をつける圧倒的な末脚で勝っていました。

最後に、生産牧場の面からアプローチして見解を締め括ります。

結論から先に書くと、過去11年間の好走馬(3着内)33頭のほとんどがオーナーブリーダー生産馬でした。

オーナーブリーダーとは、自家生産した馬を、馬主としてレースに出走させる事の出来る生産者の事で、馬主兼生産者と言い換える事もできます。

なぜ、オーナーブリーダーの馬の好走率が高いかは、ビジネスモデルを考えると合点がいきます。

オーナーブリーダーは、自己所有で走らせて賞金を稼ぐと同時に、生産馬を売却して得る利益でも生計を成り立てています。

むしろ本業は生産者なのだから、売却に占める比重が高い事は自明の理。

売却率を上げ、売却益をより多く得る為には、当然、繁殖牝馬の付加価値が重要であり、血統だけでなく、競争成績も重要な要素の一つとなります。

オーナーブリーダーが、牝馬限定戦を形振り構わず獲りに来るのは、そういう生産事情が隠されています。

日本のオーナーブリーダー最大手は言わずと知れた社台グループ。

ローズSに限らず、牝馬限定戦での好走率は、統計を取ると群を抜いて高い傾向値が出ます。それもグレードが上がれば上がる程、その傾向は顕著なものになります。

【ローズSプラス要素】
・非基幹距離実績
・クラシック出走馬
・1000万以上連対
・オーナーブリーダー

オーナーブリーダーの観点から考えると2018年度1歳馬・第1次募集最終結果が、13日に発表となり、「19日(水)正午~9月20日(木)正午」に行われる優先受付(1.5次募集)で、満口になっていない馬を売りたいあの社台系クラブの動向は無視できないでしょう。

オーナーブリーダーの観点からの狙い馬を教えましょう。

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